脂漏性角化症とは

20代頃から出現し、主に中年以降に顔面・頭部・体に増えてくる茶褐色調で境界明瞭な良性のできものです。老人性色素斑というシミから隆起してくることがあります。

表面はでこぼこと隆起しており、粘土を貼り付けたような外観です。掌蹠にはできません。

治療方法

基本的には良性の腫瘍なので治療の必要はありませんが、整容的に気になる場合に治療を行います。

液体窒素での凍結療法・外科的手術(保険診療)や、炭酸ガスレーザーによる治療(保険診療外)が可能です。液体窒素での治療は何回か回数がかかります。

数か月以内に急激に脂漏性角化症が増え、掻痒を伴う場合には内蔵悪性腫瘍が合併している場合があります。(Leser-Tre’lat症候群)